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Posted by チェスト at

2010年10月14日

星の王子様

色んな人と出会う王子。

一つの星で狐と出会う。

狐は

 「飼い慣らされちゃいないんだから、君とは遊べない」と

言う。

 「飼い慣らす・・?」

狐は続ける。

  飼い慣らすってのはな、<仲良くなる> ってことだよ。

  仲良くなる前は、他の10万人の男の子と変わりがない男の子、

  だから俺はあんたがいなくなってもいいんだ。

  だけどあんたがおれを飼い慣らすと

  俺達はもうお互いに離れちゃいられなくなるよ。

  あんたは、俺にとってこの世でたった一人の人になるから。」


狐は言う。

 「何なら、おれと仲良くしてくれないかな。」

 「どういう風に仲良くなっていくの?」

狐は語り出す。

 「最初は、俺から少し離れてこんなふうにあんたは何にも言わない。

  それも言葉ってのが勘違いの元になるからなんだよ。

  一日一日とたっていくうちには、あんたは段々近いとこへきて

  座れるようになるんだ」

 「いつも同じ時刻にやってくるほうがいいんだ。

  あんたが午後4時にやってくるとすると、

  おれ3時過ぎにはもう、嬉しくなりだすというもんだ。」

  だけどもしあんたが、いつでも構わずにやってくるんだと、

  いつあんたを待つ気持ちになっていいのか、

  てんでわかりっこないだろうからなあ…きまりがいるんだよ。」

王子は問う

 「きまりってなに?」

 「そいつがまた、いいかげんにされているものなんだよ。」

 「そいつがあればこそ、一つの日が他の日と違うんだよ。

  おれをおっかける狩人にだって、やっぱり決まりはある。

  木曜日は娘達と踊りに行く日だから、
  
  その日はおれにとっても素晴らしい日なんだ。

  その日になると葡萄畑にまで足をのばせる。

  だけど狩人がいつだって構わず踊りに行くんだったら

  どの日もみんな同じで、俺には休暇ってのがなくなってしまう」

こうして、王子と狐は毎日毎日話す内に仲良くなっていきます。


狐が語っているのは人と人との絆のことなんやろね。

  どんなに離れていても

  どんなに忙しくても

  最後に必ず帰ってくるのはおれのところ

みたいな^^


そんな絆を感じている、

感じさせてくれる人がいる狐は

今、きっとすごく幸せでしょう^^


  


Posted by Sin at 00:05Comments(0)たわごと